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	<title>陸風社 第二編集室</title>
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	<pubDate>Fri, 04 Nov 2011 02:54:01 +0000</pubDate>
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		<title>こちら編集部〈17〉　日独友好150周年。って今さら</title>
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		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[こちら編集部]]></category>

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		<description><![CDATA[

編集長：
いきなりやけど、今年は何の年か知ってるか。


見習い：
ええっ、それっておかしくないですか。年の始めに聞くならともかく、もう11月ですよ。


編集長：
しゃあないやないか、気がついたというか、思いついたのがさっきやねんから。


見習い：
ほんと、出たとこ勝負というか、いい加減ですね。


編集長：
それがわしの持ち味やからな。ン？ いつもならここでパッコーンとくるはずやのに、女記者君は不在か。


見習い：
見れば分かるじゃないですか。ここには2人しかいないんですから。取材に出てますが、もうそろそろ戻られるでしょう。


編集長：
どうせまた年のこととか、結婚のこととかを話題にしたら、いきなり現れてパッコーンとくるんやろな。できるだけそっち方面には近づかんようにしょうな。


見習い：
そんなこと言いながら、いつも編集長の方から近づいて行って玉砕してるんじゃないですか。


編集長：
体張って笑いを取るのがわしの芸風やからな。


見習い：
編集仕事に芸風は関係ないと思うんですけど。それはそうと、今年は何の年なんですか。


編集長：
おお、そうやった。日独友好150周年なんや。


見習い：
へえ、150年ですか。ドイツとの関係って案外新しいんですね。


編集長：
ま、そんだけ鎖国が長かったということやな。わしの鎖骨は短い……（パッコーン）痛たたた。いつ帰って来たんや。わし何も年のこと言うてへんぞ。それにドアも開けんと、どないして入って来たんや、


女記者：
そんな細かいことはどうでもいいんです。それよりしょうもない駄洒落はやめて下さい。評判悪いんですから。


編集長：
だ、じゃれが笑いを取る……（パコパッコーン）クーッ、往復はやめて。


女記者：
ほんとにばかなことしか言わないんだから。日独友好150周年はどうしたんですか。


編集長：
おお、そやったな。そもそも万延元年（1860）の秋に、プロイセンの東方アジア遠征団が江戸にやって来て、翌年の1月24日に日本と修好・通商・航海条約を結んだのが始まりや。それ以来150年、両国は友好関係を保っているというわけやな。


見習い：
最近は、サッカーの長谷部誠選手や香川真司選手らがドイツで活躍してますしね。


編集長：
昔からサッカーではドイツとのつながりが強いからな。東京オリンピックに備えて日本代表を指導したのが、ドイツ人のデットマール・クラマーさんや。そのお陰で日本はベスト8に入ったし、次のメキシコ大会では銅メダルを獲得した。日本代表の礎を築いた人であり、「日本サッカーの父」と称される人や。わしが覚えてるのは、練習中、グラウンド（当時はピッチとか言わなんだ）に突っ立ってるディフェンスの選手に、「椅子をお持ちしましょうか」と言うたというエピソードや。香川選手の所属するボルシア・ドルトムントの本拠地ドルトムントは、クラマーさんの生誕地でもある。実質的に日本最初のプロサッカー選手と言える奥寺康彦さんも活躍したのはドイツやったし、因縁浅からぬものがあるな。


見習い：
でも、編集長の場合は、ドイツと言えばビールなんじゃないですか。


編集長：
ほほう、見習い君。君も腕を上げたやないか。わしの持って行きたい方へ話を振ってくれて。見習いにしとくのはもったいないぐらいや。


見習い：
え、ほんとですか。じゃ、呼び名を変更して下さいよ。僕はフォトグラファーの「フォト」がいいな。


編集長：
あほ、それとこれとは話が別や。前回も言うたようにわしらは「サザエさん」と一緒で年は取らんし、役割が変わることもない。それでないと女記者君なんか、とうに三十路……（ガッシャーン）い、痛あ。ほれ見てみ、君がいらんこと言うから、前回と同じ展開になってしもたやないか。読者も呆れとるで。いてたらの話やけど……（ガッシャーン）クー、おんなじとこ叩かんといて。


女記者：
読者が減ったとしたら誰のせいなんですか。


編集長：
そうやで、反省せえ、見習い君。


見習い：
ええっ、僕のせいなんですか。


編集長：
まあ、誰のせいでもええやないか。そんなことより今年は日独交流150周年ということもあり、各地でオクトーバーフェストが開かれてるんや。


見習い：
何ですか、それ。


編集長：
毎年ドイツ・ミュンヘンで開かれてる世界最大のビールの祭典や。何しろ2週間余りの期間中、600万人以上の人が来場し、700万杯以上のビールが飲まれ、30万本以上のソーセージが食べられる。そんなビールの祭典が今年は日本でも各地で開かれてるんや。


女記者：
大阪でも9月2日～11日に梅田スカイビル・ワンダースクエアで、9月16日～25日には天王寺公園で開催されました。


見習い：
オクトーバーって10月のことでしょ。9月にオクトーバーフェストって変ですね。


編集長：
まあ、ビールの祭典というような意味やから、細かいことは気にせんでええ。


見習い：
それで編集長は行かれたんですか。


編集長：
それがたまたま忙しかったんと、痛風の発作が出たんとで行かれへんかったんや。痛風の話はよそで書いたけど（興味のある方は「ふぁみせん」で検索を）、ほんまいらん時に顔出しよるわ。


女記者：
自業自得だから仕方ないでしょ。


編集長：
おお、相変わらずの突き放したお言葉。まあ、わしも女記者君に看病してもらおうとは思わんけどな。


女記者：
当たり前です。お金をもらっても嫌です。それよりいい情報を提供しましょう。11月18日（金）から新梅田シティで「ドイツ・クリスマスマーケット大阪」（12月25日〈日〉まで）が開催されます。これは恒例のものですけど、10万個以上の電球で飾られた高さ約27mのクリスマスツリーがドーンとあって、その周りにドイツビールや焼きソーセージのお店なんかが出ます。


編集長：
本場のビールが飲めるんか。それはええな。ただ、その時期に屋外でビールを何リットルも飲むのはきついかも知れんな。


見習い：
そんな何リットルも飲まなくてもいいじゃないですか。普通せいぜい1リットルでしょ。


女記者：
これは規格外なのよ。


編集長：
こ、これ？ せっかくやから色々飲み比べてみたいやないか。


女記者：
そうして体が冷えたら、グリューワインというホットワインもあります。


編集長：
冷たいのと温かいのを交互に飲んだら、お腹がグリュー……（バッキャーン）あ、あ、お目々がグリュグリュ（バタン）。


女記者：
……ほんと、アホ。


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		<title>こちら編集部〈16〉 鍵屋、玉屋……あわや！</title>
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		<pubDate>Fri, 29 Jul 2011 02:37:37 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[こちら編集部]]></category>

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		<description><![CDATA[

編集長：
今年は少なくとも月に1回ペースで配信していきたいと、年の初めに言うてたのに、5カ月近くも飛んでしもたな。


女記者：
それはある意味仕方ないんじゃないですか。あんな大災害の後に編集長のキャラは不謹慎ですもん。


編集長：
こら、失敬なこと言うな。わしは存在自体差し障りがあるとでもいうんか。


女記者：
はい。だから半年ぐらいは謹慎していた方がいいんじゃないかと。


編集長：
待て。人聞きの悪いこと言わんといてくれるか。謹慎いうたら、何か悪いことしたから言行を慎んだり、自宅待機したりすることやろ。わしは何も悪いことしてへんし、せやから謹慎してるわけやない。毎日会社に出て来てちゃんと仕事してたわ。ただ「こち編」に寄れへんかっただけや。


女記者：
ほんとに何も悪いことしてないですか。


編集長：
な、何やねん、その目は。そら若い頃は羽目を外したこともあったけどって何を言わすんや。それはそうと見習い君、えらい元気がないけど、何ぞ腐ったものでも食べたんか。


見習い：
編集長と一緒にしないでください。実は、ちょっといいですか。


編集長：
腐ったもんと違うて、道に落ちてたもん（ガッシャーン）……おお、ブリキの張り扇、久し振りのこの痛み。


女記者：
人が真剣に話そうとしてるんだから、きちんと聞きなさい。


見習い：
じゃ、言わせてもらいます。この「こち編」も3年目に入ってます。もうそろそろ僕も「見習い」を卒業してもいいんじゃないでしょうか。カメラマンですから3文字にこだわるのなら「カメラ」とか、フォトグラファーの「フォト」でもいいですけど、とにかくいつまでも「見習い」というのはどうかと思うんです。


編集長：
君はアホか。テレビアニメの「サザエさん」は昭和44年に始まってるから今年で42年目やぞ。そんだけたつけどサザエさんが年取るか。そんなことしてたら波平さんもフネさんもとうの昔に死んでるし、カツオも50代、とっくにブリになっとるわ。


女記者：
カツオはブリになったりしません。ブリになる出世魚は関西ではハマチです。


編集長：
さよか。どっちにしろ「ちびまる子ちゃん」もいつまでたっても小学3年生や。


見習い：
ええっ、僕たちってサザエさんやまるちゃんと同じ世界の住人なんですか。


編集長：
そういうこっちゃ。せやから君は何年たっても「見習い」なんや。それでないと女記者君なんか、三十路も……（グワッシャーン）あ、あ、星が、あれは愛しの織り姫（バタン）。


女記者：
七夕は過ぎました。ほんとにもう何年たっても進歩しないんだから。


見習い：
はあ、それも僕が「見習い」であり続けるのと同じことなんですかね。


女記者：
それは違うわ。見習い君の場合は単なる役割。だから役割の中で成長することは可能だけど、こいつの場合は先天的に知性もデリカシーもないの。だから進歩なんてありえない。


編集長：
ZZZ……こ、こいつ？……ムニャムニャ。


女記者：
そんなことより夏はやっぱり花火。花火を見ていやなことは忘れましょう。なにわ淀川花火大会は、会社から近いから毎年見物してるけど、私は山下清の作品でも有名な長岡の花火大会を一度見てみたい。


見習い：
前日はどこかの温泉で一泊というのもいいですね。


女記者：
そのプラン最高。そんな贅沢をしてみたいわ。


見習い：
僕が見てみたいのは、隅田川の花火大会ですね。


編集長：
か～ぎやぁ、た～まやぁ。


見習い：
うわ、生き返った。


編集長：
誰も死んでないわい、失礼な。


見習い：
その掛け声、花火ではよく聞きますけど何なんですか。


編集長：
おお、ええ振りやないか。君もなかなか腕上げたな。鍵屋、玉屋は花火屋さんというか花火師の屋号なんや。


見習い：
そうだったんですか。でも、どうして花火師の屋号が鍵屋、玉屋なんですか。


編集長：
それは多分やけど、鍵屋の初代はお稲荷さんを信仰してたんやろな。稲荷神社には狛犬の代わりに狐の像が置かれてるが、この狐は色んなものをくわえてたり、体に添えられたりしてる。巻物とかな。その中でも代表的なのが玉と鍵なんや。玉は稲荷神の霊徳の象徴やな。それで鍵は、五穀豊穣のシンボルとされる、要するに収穫した五穀を祀る蔵を開ける鍵やな。そんなところから稲荷信仰の厚かった初代が、お店の繁栄を願って「鍵屋」と命名したんやろな。 それで鍵屋七代目の時に、天才花火師と言われた清七という番頭がいて、文化5年（1808）にのれん分けをした。その際に今度は狐のくわえる玉にあやかって、清七の店の屋号を「玉屋」としたわけや。それ以後、両国の川開きでは、両国橋を挟んで大川（現・隅田川）の上流を玉屋、下流を鍵屋が担当して花火を打ち上げ、「か～ぎやぁ」「た～まやぁ」の掛け声がこだまするようになったわけや。 当時は後発の玉屋の人気が高かったけど、天保14（1843）年に玉屋は大火事を起こしてしまい、江戸処払いを命じられ1代限りで断絶してしもた。しかし、今も花火の掛け声の代名詞としてその名が残ってるわけや。（パッカーン）。い、痛い。いきなり何やねん。わし何も変なこと言うてないがな。


女記者：
話が長い。顔が汚い。


編集長：
八つ当たりもええとこやな。そんなん言うたかて、筋道立てて説明したら長なるのはしゃあないやろ。それにまだ続きがあるんや。言わして。


女記者：
ええい気色の悪い。シナを作りなさんな。


編集長：
鍵屋の歴史を見てみると、隅田川で初めて花火を打ち上げたのは正徳元年（1711）のことなんやそうや。


見習い：
ということは今年300周年じゃないですか。


編集長：
ところが隅田川の花火は享保18年（1733）の水神祭が起源なんや。これはその前年、大飢饉で餓死者が続出した上、疫病が大流行したんで、8代将軍吉宗が、慰霊と悪病退散を祈願して行ったもので、鍵屋は両国川開き大花火として20発ほど打ち上げたらしい。それからは「両国の川開き」として名物花火になったけど、昭和37年に交通事情の悪化で廃止になった。それが「隅田川花火大会」として復活したのが昭和53年のことや。せやから278年という長い歴史はあるが、記念の年というわけでもないわけや（グワッシャーン）。あ、あ、目から花火が。


女記者：
記念でも何でもないんなら、長々と話す必要はないでしょ。


編集長：
久し振りやから、つい力が入ってしもたんや、女記者君も1話3発までの掟を破ってるやないか。


女記者：
そんな掟なんてありません。でも何回も同じことをすると読者も飽きるでしょうから、こんなのはどうかしら。パーティー打ち上げ用の室内花火。（ド、ドーン）あら、間違えたわ。本物の打ち上げ花火だったわ。


編集長：
ひえ～。


見習い：
今のは鍵屋ですか、玉屋ですか。


編集長：
いや、泡を食っただけに、あわややろ。


女記者 見習い：
 ……（しょうもなあ）


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<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>編集長：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">待て。人聞きの悪いこと言わんといてくれるか。謹慎いうたら、何か悪いことしたから言行を慎んだり、自宅待機したりすることやろ。わしは何も悪いことしてへんし、せやから謹慎してるわけやない。毎日会社に出て来てちゃんと仕事してたわ。ただ「こち編」に寄れへんかっただけや。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>女記者：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">ほんとに何も悪いことしてないですか。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>編集長：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">な、何やねん、その目は。そら若い頃は羽目を外したこともあったけどって何を言わすんや。それはそうと見習い君、えらい元気がないけど、何ぞ腐ったものでも食べたんか。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>見習い：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">編集長と一緒にしないでください。実は、ちょっといいですか。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>編集長：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">腐ったもんと違うて、道に落ちてたもん（ガッシャーン）……おお、ブリキの張り扇、久し振りのこの痛み。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>女記者：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">人が真剣に話そうとしてるんだから、きちんと聞きなさい。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>見習い：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">じゃ、言わせてもらいます。この「こち編」も3年目に入ってます。もうそろそろ僕も「見習い」を卒業してもいいんじゃないでしょうか。カメラマンですから3文字にこだわるのなら「カメラ」とか、フォトグラファーの「フォト」でもいいですけど、とにかくいつまでも「見習い」というのはどうかと思うんです。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>編集長：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">君はアホか。テレビアニメの「サザエさん」は昭和44年に始まってるから今年で42年目やぞ。そんだけたつけどサザエさんが年取るか。そんなことしてたら波平さんもフネさんもとうの昔に死んでるし、カツオも50代、とっくにブリになっとるわ。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>女記者：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">カツオはブリになったりしません。ブリになる出世魚は関西ではハマチです。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>編集長：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">さよか。どっちにしろ「ちびまる子ちゃん」もいつまでたっても小学3年生や。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>見習い：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">ええっ、僕たちってサザエさんやまるちゃんと同じ世界の住人なんですか。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>編集長：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">そういうこっちゃ。せやから君は何年たっても「見習い」なんや。それでないと女記者君なんか、三十路も……（グワッシャーン）あ、あ、星が、あれは愛しの織り姫（バタン）。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>女記者：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">七夕は過ぎました。ほんとにもう何年たっても進歩しないんだから。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>見習い：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">はあ、それも僕が「見習い」であり続けるのと同じことなんですかね。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>女記者：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">それは違うわ。見習い君の場合は単なる役割。だから役割の中で成長することは可能だけど、こいつの場合は先天的に知性もデリカシーもないの。だから進歩なんてありえない。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>編集長：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">ZZZ……こ、こいつ？……ムニャムニャ。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>女記者：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">そんなことより夏はやっぱり花火。花火を見ていやなことは忘れましょう。なにわ淀川花火大会は、会社から近いから毎年見物してるけど、私は山下清の作品でも有名な長岡の花火大会を一度見てみたい。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>見習い：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">前日はどこかの温泉で一泊というのもいいですね。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>女記者：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">そのプラン最高。そんな贅沢をしてみたいわ。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>見習い：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">僕が見てみたいのは、隅田川の花火大会ですね。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>編集長：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">か～ぎやぁ、た～まやぁ。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>見習い：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">うわ、生き返った。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>編集長：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">誰も死んでないわい、失礼な。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>見習い：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">その掛け声、花火ではよく聞きますけど何なんですか。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>編集長：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">おお、ええ振りやないか。君もなかなか腕上げたな。鍵屋、玉屋は花火屋さんというか花火師の屋号なんや。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>見習い：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">そうだったんですか。でも、どうして花火師の屋号が鍵屋、玉屋なんですか。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>編集長：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">それは多分やけど、鍵屋の初代はお稲荷さんを信仰してたんやろな。稲荷神社には狛犬の代わりに狐の像が置かれてるが、この狐は色んなものをくわえてたり、体に添えられたりしてる。巻物とかな。その中でも代表的なのが玉と鍵なんや。玉は稲荷神の霊徳の象徴やな。それで鍵は、五穀豊穣のシンボルとされる、要するに収穫した五穀を祀る蔵を開ける鍵やな。そんなところから稲荷信仰の厚かった初代が、お店の繁栄を願って「鍵屋」と命名したんやろな。 それで鍵屋七代目の時に、天才花火師と言われた清七という番頭がいて、文化5年（1808）にのれん分けをした。その際に今度は狐のくわえる玉にあやかって、清七の店の屋号を「玉屋」としたわけや。それ以後、両国の川開きでは、両国橋を挟んで大川（現・隅田川）の上流を玉屋、下流を鍵屋が担当して花火を打ち上げ、「か～ぎやぁ」「た～まやぁ」の掛け声がこだまするようになったわけや。 当時は後発の玉屋の人気が高かったけど、天保14（1843）年に玉屋は大火事を起こしてしまい、江戸処払いを命じられ1代限りで断絶してしもた。しかし、今も花火の掛け声の代名詞としてその名が残ってるわけや。（パッカーン）。い、痛い。いきなり何やねん。わし何も変なこと言うてないがな。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>女記者：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">話が長い。顔が汚い。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>編集長：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">八つ当たりもええとこやな。そんなん言うたかて、筋道立てて説明したら長なるのはしゃあないやろ。それにまだ続きがあるんや。言わして。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>女記者：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">ええい気色の悪い。シナを作りなさんな。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>編集長：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">鍵屋の歴史を見てみると、隅田川で初めて花火を打ち上げたのは正徳元年（1711）のことなんやそうや。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>見習い：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">ということは今年300周年じゃないですか。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>編集長：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">ところが隅田川の花火は享保18年（1733）の水神祭が起源なんや。これはその前年、大飢饉で餓死者が続出した上、疫病が大流行したんで、8代将軍吉宗が、慰霊と悪病退散を祈願して行ったもので、鍵屋は両国川開き大花火として20発ほど打ち上げたらしい。それからは「両国の川開き」として名物花火になったけど、昭和37年に交通事情の悪化で廃止になった。それが「隅田川花火大会」として復活したのが昭和53年のことや。せやから278年という長い歴史はあるが、記念の年というわけでもないわけや（グワッシャーン）。あ、あ、目から花火が。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>女記者：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">記念でも何でもないんなら、長々と話す必要はないでしょ。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>編集長：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">久し振りやから、つい力が入ってしもたんや、女記者君も1話3発までの掟を破ってるやないか。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>女記者：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">そんな掟なんてありません。でも何回も同じことをすると読者も飽きるでしょうから、こんなのはどうかしら。パーティー打ち上げ用の室内花火。（ド、ドーン）あら、間違えたわ。本物の打ち上げ花火だったわ。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>編集長：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">ひえ～。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>見習い：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">今のは鍵屋ですか、玉屋ですか。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>編集長：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">いや、泡を食っただけに、あわややろ。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>女記者 <br />見習い：</td>
<td style="padding-bottom:12px;"> <br />……（しょうもなあ）</td>
</tr>
</table>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>こちら編集部〈15〉 右か左か、それが問題だ</title>
		<link>http://www.rikufusha.co.jp/2ndEditorialOffice/?p=20</link>
		<comments>http://www.rikufusha.co.jp/2ndEditorialOffice/?p=20#comments</comments>
		<pubDate>Wed, 02 Mar 2011 01:30:31 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[こちら編集部]]></category>

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		<description><![CDATA[

編集長：
はあ。


見習い：
どうしたんですか、ため息なんかついたりして。


編集長：
いやな、ちょっと自己嫌悪に陥ってるんや。


女記者：
そりゃそうでしょうね。そんな顔と性格で生きてるんですから。


編集長：
こら待て。それはどういう意味やねん。わしの顔と性格は嫌悪して当然やいうんか。


女記者：
遂にご本人が嫌悪したということで、これで全人類が編集長を嫌悪したことになります。


編集長：
そうやな、女房子供はとうの昔にって、違うわい。腹立つ奴っちゃな。ふと、そういう気持ちになることは誰でもあるやろ。


見習い：
それで何があったんですか。


編集長：
まあ、聞いてくれ。この間、会社のすぐ近くにカレー屋がオープンしたやろ。それで早速行ってみたんや。店の中の券売機で食券を買うんやけど、普通のカレー（玉子付）が680円、それにエビフライとかカツをのせると900円になる。


見習い：
わりと高いですね。


編集長：
そうや。それでわしは普通のカレーにしたんやけど、イスに座るとすぐに店員が「サービスの玉子です」と小さな器に入れた生玉子をカウンターに置きよった。おかしいと思わんか。


見習い：
何がです？


編集長：
何がですて、わしはカレー（玉子付）を680円で購入したんやで。なんぼか知らんけど玉子代も払てるわけや。それを「サービスの玉子です」とはどういうことやねん。サービスと違うやろ。これがただ「カレー」とだけあって、その上で玉子を出すんやったらサービスと言うてもええ。そやないからそんな恩着せがましく言われる筋合いはないと思うわけや。それに、アレルギーなんかで玉子があかん人は、手を付けんわけやから、逆に店にサービスすることになるやろ。


見習い：
よくそんな細かいことで腹を立てられますね。それで店の人に言ったんですか。


編集長：
いや、さすがにそれは言うてない。けど、そういう細かいことに気づいて腹立てる自分というのに嫌気がさしたというわけや。


女記者：
そりゃ嫌にもなるでしょうね。


編集長：
そない素直に納得せんといてくれるか。細かいことであろうとなかろうと、おかしいことはおかしいやろ。


女記者：
だからおかしいと思えば、その場で注意すればいいんですよ、世直し三太夫さん。


編集長：
誰が三太夫や。それができたら自己嫌悪に陥ったりするか。（パッカーン）い、痛い。ここは叩くところと違うやろ。


女記者：
ぼやくだけの意気地無しが開き直ってどうするんですか。勝手に自己嫌悪にでも、ドツボにでも陥ってなさい。


編集長：
ド、ドツボ……。


女記者：
さ、見習い君、お薦めのイベントの話にいきましょうか。


見習い：
3月はやっぱり雛祭り関連でしょう。


女記者：
そうよね。それで問題だけど、雛人形の内裏様とお雛様の位置は、どっちがどっちだか知ってる？


見習い：
え、え？ どうだったかな。んーと、去年、雛人形の商品撮影をした時は……あ、内裏様が向かって左でお雛様は右でした。


女記者：
そうね、今は全国的にそうだけど、昔は関西、特に京都ではその逆だったのよ。今も伝統を重んじて内裏様を向かって右に置くところが少なくないわ。


見習い：
へえ、ということは元々は内裏様は右ということですか。


女記者：
古来から朝廷の儀式では、「天子南面して東に座す」というのが正式だったわけ。太陽は東から昇ってくるから、その光を最初に受ける東を上座としたんです。南に向いて東だから左よね。そこが天子が座る場所。その見方というか配置の仕方は町でも同じで、地図で見ると京都は右に左京区があって左に右京区があるでしょ。普通なら変に思うけど、あれも御所から見ての右左なのよね。


編集長：
そういうことか。紫宸殿には「左近の桜、右近の橘」があるけど、あれも紫宸殿から見てということやねんな。


女記者：
それが現在のように、内裏様が向かって左に置かれるようになったのは、大正天皇の即位の礼の時に、西洋式に天皇陛下が向かって左、皇后陛下が右に立たれたからだそうです。以来、関東圏を中心にその飾り方が一般化しました。（社）日本人形協会では、それを協会加盟店の標準の飾り方としていますが、それぞれの地域や家の伝統を尊重していますから、逆であっても間違いではないとしています。


編集長：
そらそやわな。将棋の飛車角やないんやから、反対に置いたからいうて、別に問題はないわな。


見習い：
でも、左が天子の席ということは、紫宸殿の例で言えば、橘より桜の方が位が高いということですか。一応国の花ということにもなってるし。


女記者：
さあ、それはどうかしら。どっちの位が上とかより、左右で一対という感じじゃないのかしら。


編集長：
せやけど左大臣の方が右大臣より位は上やろ。やっぱり左の方が偉いんやで。右京区の人より左京区の人の方が偉……（グワッシャーン）あ、頭の、さ、皿が……。


女記者：
ほんとにもうどこまで馬鹿を言えば気が済むのかしら。こんなのはほっといて、私は3月12日（土）・13日（日）の「富田林じないまち雛めぐり」をお薦めします。ここは江戸時代からの町並みが残るところで、100カ所近くの民家や商店で雛人形が飾られます。「ええもん市」とかいろんなイベントもあって楽しめますよ。


見習い：
僕は京都の宝鏡寺の春の人形展（3月1日〜4月3日）をお薦めします。由緒ある雛人形や皇女・和宮ゆかりの絵巻物などが展示されます。


編集長：
わしは3月21日（祝）の日本橋ストリートフェスタ2011に行こかな。メイドさんのパレードがあるし、可愛くて面白いよしもと発のガールズユニット「つぼみ」のライブもあるそうや。


見習い：
……（まさかメイドパレードに参加する？）。


女記者：
……（いつかきっと捕まるわね）。


]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<table width="100%"  border="0" cellpadding="8" style="margin-top:24px;">
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>編集長：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">はあ。</td>
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<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>見習い：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">どうしたんですか、ため息なんかついたりして。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>編集長：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">いやな、ちょっと自己嫌悪に陥ってるんや。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>女記者：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">そりゃそうでしょうね。そんな顔と性格で生きてるんですから。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>編集長：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">こら待て。それはどういう意味やねん。わしの顔と性格は嫌悪して当然やいうんか。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>女記者：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">遂にご本人が嫌悪したということで、これで全人類が編集長を嫌悪したことになります。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>編集長：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">そうやな、女房子供はとうの昔にって、違うわい。腹立つ奴っちゃな。ふと、そういう気持ちになることは誰でもあるやろ。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>見習い：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">それで何があったんですか。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>編集長：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">まあ、聞いてくれ。この間、会社のすぐ近くにカレー屋がオープンしたやろ。それで早速行ってみたんや。店の中の券売機で食券を買うんやけど、普通のカレー（玉子付）が680円、それにエビフライとかカツをのせると900円になる。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>見習い：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">わりと高いですね。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>編集長：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">そうや。それでわしは普通のカレーにしたんやけど、イスに座るとすぐに店員が「サービスの玉子です」と小さな器に入れた生玉子をカウンターに置きよった。おかしいと思わんか。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>見習い：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">何がです？</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>編集長：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">何がですて、わしはカレー（玉子付）を680円で購入したんやで。なんぼか知らんけど玉子代も払てるわけや。それを「サービスの玉子です」とはどういうことやねん。サービスと違うやろ。これがただ「カレー」とだけあって、その上で玉子を出すんやったらサービスと言うてもええ。そやないからそんな恩着せがましく言われる筋合いはないと思うわけや。それに、アレルギーなんかで玉子があかん人は、手を付けんわけやから、逆に店にサービスすることになるやろ。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>見習い：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">よくそんな細かいことで腹を立てられますね。それで店の人に言ったんですか。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>編集長：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">いや、さすがにそれは言うてない。けど、そういう細かいことに気づいて腹立てる自分というのに嫌気がさしたというわけや。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>女記者：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">そりゃ嫌にもなるでしょうね。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>編集長：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">そない素直に納得せんといてくれるか。細かいことであろうとなかろうと、おかしいことはおかしいやろ。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>女記者：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">だからおかしいと思えば、その場で注意すればいいんですよ、世直し三太夫さん。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>編集長：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">誰が三太夫や。それができたら自己嫌悪に陥ったりするか。（パッカーン）い、痛い。ここは叩くところと違うやろ。</td>
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<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>女記者：</td>
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<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>編集長：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">ド、ドツボ……。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>女記者：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">さ、見習い君、お薦めのイベントの話にいきましょうか。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>見習い：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">3月はやっぱり雛祭り関連でしょう。</td>
</tr>
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</tr>
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<td align="right" nowrap>見習い：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">え、え？ どうだったかな。んーと、去年、雛人形の商品撮影をした時は……あ、内裏様が向かって左でお雛様は右でした。</td>
</tr>
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<td align="right" nowrap>女記者：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">そうね、今は全国的にそうだけど、昔は関西、特に京都ではその逆だったのよ。今も伝統を重んじて内裏様を向かって右に置くところが少なくないわ。</td>
</tr>
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<td align="right" nowrap>見習い：</td>
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</tr>
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<td align="right" nowrap>女記者：</td>
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</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>編集長：</td>
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</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>編集長：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">そらそやわな。将棋の飛車角やないんやから、反対に置いたからいうて、別に問題はないわな。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
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</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>女記者：</td>
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<td align="right" nowrap>編集長：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">せやけど左大臣の方が右大臣より位は上やろ。やっぱり左の方が偉いんやで。右京区の人より左京区の人の方が偉……（グワッシャーン）あ、頭の、さ、皿が……。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>女記者：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">ほんとにもうどこまで馬鹿を言えば気が済むのかしら。こんなのはほっといて、私は3月12日（土）・13日（日）の「富田林じないまち雛めぐり」をお薦めします。ここは江戸時代からの町並みが残るところで、100カ所近くの民家や商店で雛人形が飾られます。「ええもん市」とかいろんなイベントもあって楽しめますよ。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>見習い：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">僕は京都の宝鏡寺の春の人形展（3月1日〜4月3日）をお薦めします。由緒ある雛人形や皇女・和宮ゆかりの絵巻物などが展示されます。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>編集長：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">わしは3月21日（祝）の日本橋ストリートフェスタ2011に行こかな。メイドさんのパレードがあるし、可愛くて面白いよしもと発のガールズユニット「つぼみ」のライブもあるそうや。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>見習い：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">……（まさかメイドパレードに参加する？）。</td>
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<td style="padding-bottom:12px;">……（いつかきっと捕まるわね）。</td>
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		<title>こちら編集部〈14〉 まだやってたん？　なんて言われたりして</title>
		<link>http://www.rikufusha.co.jp/2ndEditorialOffice/?p=19</link>
		<comments>http://www.rikufusha.co.jp/2ndEditorialOffice/?p=19#comments</comments>
		<pubDate>Mon, 17 Jan 2011 01:51:20 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[こちら編集部]]></category>

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		<description><![CDATA[

全員：
皆様、明けましておめでとうございます。本年も「こちら編集部」をよろしくお願い申し上げます。


編集長：
「こち編」では2回目の新年の挨拶やな。それにしてもえらい間があいてしもたな。いつ以来の登場や。


女記者：
敬老の日を話題にした昨年9月以来ですね。


見習い：
4カ月近くも前のことですね。もう、皆さんに忘れ去られているんじゃないですか。というか、はじめから認知されてなかったりして。


編集長：
こら、皆薄々感じてることを自分から言うてどないするねん。女記者君、パコーンと気合い入れたってくれ。（ペト）うわ、おデコが、つ、冷たい。


女記者：
ホホホ。張り扇を外に出して冷やしておいたの。ブリキだからよく冷えるのよ。


編集長：
おお、そう言えば前回の9月の時は、太陽で熱したやつをペトってやられたなって、思い出してる場合やないわ。


見習い：
そうでした。それで、そんなんやったら叩かれる方がましやって言ったら、ガッシャーンとやられたんでしたね。


編集長：
（ガッシャーン）お決まりか！


見習い：
こういうのもブランクを感じさせないって言うんですかね。


編集長：
言うか！ それはそうと、今年は少なくとも月に1回は配信していきたいもんやな。言いたいことは山ほどあるんやし。


見習い：
言いたいことって何ですか。


編集長：
例えば、この間昼ご飯食べようと思ってある店に入った。カウンター5席でテーブル席が1つのこじんまりした店や。ほぼ満席でカウンターの真ん中の席だけ空いてた。女店員は「カウンター席へどうぞ」と手で示すんやけど、カウンターの上は左右の人の料理とか肘とかで20cmも空いてない。そんなところに座るのは、こっちもいややし、左右の人かて迷惑やろ。そう思ったから黙って店を出たんや。ほかにも店はいっぱいあるわけやし。そしたら女店員が後ろから「お2階が空いてますけど」と言うんや。「最初にそれを言わんかい！」とわしは心の中で毒づきながらその場を去った。


見習い：
引き返さなかったんですか。2階なら席はあるんでしょ。


編集長：
アホ。意地でもそんなことできるかい。その女店員は、2階に上り下りするのが面倒やから、わしにカウンターを勧めよったんや。サービス業ならカウンターの状況を見て、たとえ1つ席が空いておろうと、「こんな上品な方をむくつけき男の間にご案内しては失礼というもの。ささ、どうぞお2階へ」と手を取って……（ガッシャーン、ドッシャーン）、い、いきなり2連発かいな。


女記者：
ふんとにもう、細かい、くだらないことを長々と。そんな個人的な愚痴をだらだら配信して何の意味があると言うんですか。


編集長：
いや、愚痴やのうて、わしはサービスの何たるかを言うてるんや。今の子は、「お水お代わり」と言われたら、言うたその人にしか水を注がん。そやのうて、ついでに水が減ってる人がないかと見て回るのが、サービスというものやろ。もっと言うなら、言われる前に水を注ぎ足しに行くのが、真のサービスというもんや。そういうことをサービス業の人に分かってもらいたいと思て言うてるんであって、愚痴の垂れ流しやない。


女記者：
それなら、さっきの女店員に直接言えばいいことでしょ。ここで文句を言ったところで、その女店員はこれを読んでいるわけないんだから。


編集長：
そんな、面と向かって言う勇気なんかわしには……（ガツン）クー、やっぱり角がきたか。


見習い：
痛そうですね。


女記者：
ほっときなさい！ そんなことより今年はもっと読者の方に楽しんでいただける話題や情報を提供しなくちゃ。


見習い：
それなら国立国際美術館の「ウフィツ美術館自画像コレクション」（2月20日まで）はどうですか。16世紀から現代までの画家の自画像約70点が出陳されています。レンブラントなんて渋くていいですよ。それに今回、草間彌生、横尾忠則、杉本博司の3人が新たに描いた作品がコレクションに加わることになりました。それぞれの個性的な作風による自画像は見ものです。


女記者：
私はちょっと早いけど、京都の「節分おばけ」を紹介したいですね。節分の日に仮装をして鬼を追い払う行事で、江戸時代から昭和にかけて、京都を中心にわりと広く行われていたそうなんです。それを復活したもので、2月3日の夜9時から12時くらいにかけて、祇園周辺では舞妓さんのおばけが見られます。


編集長：
え、舞妓さんがお岩さんの格好したりするんか。（キッ！）そない怖い目でにらまんでもええやないか。


女記者：
だから「おばけ」というのは変身ということ。舞妓さんは年齢や経験によって、髪型も「割れしのぶ」とか「おふく」とかいろいろあるわけですけど、この日ばかりはそんなの関係なしに髪を結ったりしたわけです。もちろんそれは昔の話で、今は武士に変身するなど、もっと大胆になっているようです。 それとは別に三条会商店街では2月3日（木）・4日（金）に、また6日の日曜には、烏丸御池・御所八幡宮12時出発でパレードがあります。これは誰でも仮装して参加OKです。


見習い：
僕なら『宇宙戦艦ヤマト』の古代進の格好なんかしてみたいですね。


女記者：
案外似合うかもね。私はやるなら思い切って新選組の沖田総司ね。


編集長：
おお、色っぽうてええやないか。わしは意表を突いて町娘……（ガッキャーン）あ、あ、頭の皿が……。


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<tr align="left" valign="top">
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		<title>こちら編集部〈13〉 祝日と幸せな男の日</title>
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		<pubDate>Sat, 11 Sep 2010 03:46:34 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[こちら編集部]]></category>

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		<description><![CDATA[

見習い：
ふう、外は9月だというのにギンギラギンですよ。


女記者：
いつまで夏が続くのかしらね。何だか年々秋が短くなっていくみたい。


編集長：
確か今年の梅雨が明けてすぐの7月20日か21日のことやったと思うけど、テレビで女子アナウンサーが「この暑さはいつまで続くんでしょうか」と言うとった。難関を突破してアナウンサーになったんやから勉強はできるんやろうけど、言葉の使い方を知らんねんな。それは9月になってから使う言葉であって、7月で言うてどないするねん。7月、8月と暑さが続くのは分かり切ったことやないか。


女記者：
はいはい、おじいさん。暑いんだからあまりカッカしないで。


編集長：
誰がおじいさんやねん。三十路の君に（ガッシャーン）、おお痛、年の話になると反応が早いな。それにいつもと違うて痛いだけやなしに熱いぞ。


女記者：
さっきまで直射日光に当ててたの。ブリキ製の張り扇だからもう熱々よ。持つところは布が巻いてあるけど、それでも熱さを感じるんだから。


編集長：
そしたらそんなもん振り回すな。ほんまわけの分からん奴っちゃで。それはそうと、わしはいまだに敬老の日が9月の第3月曜というのがしっくりこんのや。


女記者：
あら、ご自分のことなのに。


編集長：
ちゃうわい！ わしはまだそんな年やない。今年の10月1日にある国税調査では、65歳以上を「老年人口」としとるんや。わしはまだ60歳にもなってない。


女記者：
でも四捨五入すれば…。


編集長：
何で四捨五入せなならんねん。年齢の場合は一桁代は切り捨てや。


見習い：
僕らから見たら、50代も60代も一緒なんですけど。


編集長：
何ぃ、ほんだら君は、0歳児も10歳児も同じや言うんか。（ペタ）あ、熱い。熱した張り扇をオデコにひっつけるな。それやったら叩かれる方がましや。（ガッシャーン）せやからいうて叩くな。


女記者：
ほんとに子供の言いがかりみたいなことを言うんだから。


見習い：
（もう慣れたけど、二人ともよくやるな）


編集長：
ほう、見習い君も1年たってようやく慣れたか。


見習い：
ええっ？ また人の心を読んだんですか（第1話参照）。


編集長：
呆れた顔にそう書いてあるんや。それはともかく、「敬老の日」というのは、昭和22年に当時の兵庫県・野間谷村（現・多可町八千代区）の村長と助役が、長い間社会に貢献してきたお年寄りに敬意を表すとともに、知識や人生経験を伝授してもらおうと、農閑期で気候もええ9月15日に敬老会を開いたのが始まりなんや。それが兵庫県全域、やがては全国に広がり、昭和41年に「敬老の日」として国民の祝日になったわけや。


見習い：
へえ、何だか草の根運動的な祝日なんですね。


編集長：
ええこと言うやないか。それで9月15日というのは、聖徳太子が病者や貧しい人たちを救うために建てた悲田院を開いた日であり、かつまた元正天皇が717年に年号を「養老」とし、高齢者に贈り物をした日とされてるんや。もっともこれは風説の域を出んけどな。


女記者：
それでも9月15日から、何の意味もない9月の第3月曜に移すのはけしからんというわけですね。


編集長：
実際、高齢者団体から反発があったから、老人福祉法を改正して9月15日を「老人の日」、その日から1週間を「老人週間」とし、『ひろく国民が老人の福祉についての関心と理解を深め、かつ、老人が自らの生活の向上に努める意欲を高めるような行事が実施されるように努めなければならない』としたんや。


見習い：
それで毎年、敬老の日にはお年寄り参加のイベントがあったり、幼稚園児が老人ホームを訪れたりするんですね。


編集長：
ところがや、去年から持ち上がってる大型連休を秋にも作って、取得時期を分散化させるという法案が通ったら、敬老の日と体育の日、海の日は元の日にちに戻され、記念日やけども休日やなしに平日とされるらしい。5月の憲法記念日、みどりの日、こどもの日も同様や。休みでなくなったらみんな忘れ去られるで。


女記者：
うーん、憲法記念日は、憲法改正を巡って集会が開かれたりして、マスコミでも話題になるでしょうけどね。ただ敬老の日や体育の日なんかは、何も行事が行われなかったら、確かに10年後には忘れ去られてるかも知れませんね。


見習い：
言っちゃ悪いけど、みどりの日や海の日は3年持たないじゃないですか。


編集長：
休みでないと関心を持たんというのも現金な話やけど、これまでの伝統が衰退していくことは間違いないやろな。その元凶となったのが、ただ3連休を作るために祝日を安易に動かした「ハッピーマンデー」制度やとわしは思てる。「幸せな男の日」だって？ フ、冗談じゃねえ。どこか影のあるおいらにゃ無縁な日さ、フフフ。


見習い：
女記者さん、ガッシャーンてやって目を覚ましてやらなくていいんですか、編集長、ポケットに手を突っ込んで歩いて行きますよ。


女記者：
どうせまた犬のしっぽを踏んで追いかけられるのがオチでしょ。放っておきましょ。


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			<content:encoded><![CDATA[<table width="100%"  border="0" cellpadding="8" style="margin-top:24px;">
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<td style="padding-bottom:12px;">確か今年の梅雨が明けてすぐの7月20日か21日のことやったと思うけど、テレビで女子アナウンサーが「この暑さはいつまで続くんでしょうか」と言うとった。難関を突破してアナウンサーになったんやから勉強はできるんやろうけど、言葉の使い方を知らんねんな。それは9月になってから使う言葉であって、7月で言うてどないするねん。7月、8月と暑さが続くのは分かり切ったことやないか。</td>
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<td style="padding-bottom:12px;">どうせまた犬のしっぽを踏んで追いかけられるのがオチでしょ。放っておきましょ。</td>
</tr>
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		<title>こちら編集部〈12〉 土用の丑の日にはやっぱりウナギ</title>
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		<comments>http://www.rikufusha.co.jp/2ndEditorialOffice/?p=17#comments</comments>
		<pubDate>Sun, 25 Jul 2010 07:16:31 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[こちら編集部]]></category>

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		<description><![CDATA[

編集長：
はあ、夏が始まったとたん夏バテや。


女記者：
年は取りたくないものですね。


編集長：
違うわい。このところ公私ともにいろいろ忙しかったんや。ウナギでも食べてパワー付けないかんな。


見習い：
ウナギと言えば土用の丑の日、今年は7月26日だそうです。聞くところによると、土用の丑の日にウナギを食べるように勧めたのは、エレキテルで有名な平賀源内だそうですね。


編集長：
そうや。ある日、ウナギ屋の店主が源内先生の元を訪れ、「こう暑いと脂っこいウナギなんか誰も見向きもしません。なんぞええ知恵はないものでしょうか」と泣きついたんや。すると源内先生はしばらく考えて、「本日土用丑の日」と大書して店先に張り出すようアドバイスした。するとウナギを食べて精を付けようという人が押し寄せ、やがて土用の丑の日にはウナギを食べる習慣ができたというわけや。


見習い：
でもどうして「本日土用丑の日」と書いただけで、我も我もとウナギを食べるようになったんですか。


編集長：
それは当時、丑の日に「う」の付くものを食べたら体に良いという説があったらしいんや。それを源内先生は思い出させたというわけやな。せやから源内先生の元を訪れたのが、うどん屋やったら「うどん」に、ういろう屋やったら「ういろう」になってたかも知れん。


見習い：
でも、うどんやういろうでは精が付くとは思えませんね。やっぱウナギでないと。


女記者：
何しろ『万葉集』にも夏バテにはウナギと詠まれているんですからね。ほら、ここに引用してあるでしょ。「石麻呂に 吾物申す 夏痩せに よしと云ふ物ぞ うなぎ取り召せ」（大伴家持）。


見習い：
ほんとだ。しかし、こんなことを歌に詠みますか。故郷（くに）のお袋が「野菜を摂らにゃあいかんぞ」と言ってるのと同じじゃないですか。そんなのが『万葉集』に載るなんて。この「いえもち」さんて、名前の通り家持ちの権力者だったんですかね。


女記者：
「いえもち」じゃなくて「やかもち」。国語の教科書で習わなかった？


見習い：
『万葉集』は覚えてますげど「やかもち」は……。


編集長：
やかもちぃわい……（ガッシャーン）、くぅ、今日は張り扇なしでいけると思たんやがな。おいしいネタがぶら下がってると、芸人の性で、つい……（ガッシャーン）、おう痛、連発かいな。


女記者：
いつから芸人になったんですか。ほんとにお調子者なんだから。


見習い：
でも、どうしてウナギ屋の主人は、平賀源内なんていう人に相談に行ったんですかね。


編集長：
それは町内でも一目置かれていたんやろ。何しろ平賀源内という人はとんでもない才人、奇人やったらしい。エレキテルだけやなしに量程器（現在の万歩計）や、磁針器（方角を測る道具）とか平線儀（水平を出す道具）なんかも作ってる。それだけやなしに浄瑠璃を書いたり、薬学、博物学にも明るく、果ては鉱山事業にまで乗り出した。それに『里のをだ巻評』という本では、ウナギのことをいろいろ書いてるらしい。そんな人やから、何かええアドバイスをもらえると思ったんやろうな。もっとも土用の丑の日にウナギが人気になるのは、源内先生の死後30年ぐらい経った文化文政の時代らしいから、この話の信憑性はかなり低いけどな。


見習い：
そんな話をしていたらウナギが食べたくなってきました。


女記者：
私は脂っこいのは避けたいので江戸前がいい。


見習い：
大阪のと何か違いがあるんですか。


女記者：
江戸前のウナギは、余分な脂分を抜くため、素焼きした後いったん蒸してからタレをつけて焼き上げるの。それに関西ではお腹の方から割くけど、武家社会だった江戸では、それは切腹を連想させるからと忌み嫌って、背の方から割くという違いもあるわね。


編集長：
どっちから割いてもええけど、蒸したりしたらあかんで。脂ぎったところがウナギの持ち味なんやから。見習い君は若いねんから、脂でコテコテのウナギを丸ごと一匹食べて、その後、口直しに梅干しをどっさり食べ……（バキ、バッキャーン）、お、往復はやめてぇな。


女記者：
食い合わせを勧めてどうするんですか。


見習い：
何ですか、それ。


女記者：
食い合わせと言ってね、昔からウナギと梅干しは一緒に食べると中毒を起こすって言われてるの。


見習い：
編集長はそんなのを僕に勧めようとしてたんですか。


編集長：
迷信や迷信。


見習い：
じゃ、編集長がチャレンジして下さい。


編集長：
いやや。万が一ということがある。


女記者：
ほんと身勝手なんだから。見習い君、こんなの放っておいて私たちだけで鰻重食べに行きましょ。


編集長：
そんな冷たいこと言わんと。


女記者：
編集長はそこのウナギの寝床で長くなってればいいでしょ。


編集長：
（ガッキーン）♪ウナギおいし、蒲焼き……（バタン）。


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			<content:encoded><![CDATA[<table width="100%"  border="0" cellpadding="8" style="margin-top:24px;">
<tr align="left" valign="top">
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<td align="right" nowrap>見習い：</td>
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<td align="right" nowrap>編集長：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">そうや。ある日、ウナギ屋の店主が源内先生の元を訪れ、「こう暑いと脂っこいウナギなんか誰も見向きもしません。なんぞええ知恵はないものでしょうか」と泣きついたんや。すると源内先生はしばらく考えて、「本日土用丑の日」と大書して店先に張り出すようアドバイスした。するとウナギを食べて精を付けようという人が押し寄せ、やがて土用の丑の日にはウナギを食べる習慣ができたというわけや。</td>
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<td align="right" nowrap>見習い：</td>
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</tr>
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<td align="right" nowrap>見習い：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">ほんとだ。しかし、こんなことを歌に詠みますか。故郷（くに）のお袋が「野菜を摂らにゃあいかんぞ」と言ってるのと同じじゃないですか。そんなのが『万葉集』に載るなんて。この「いえもち」さんて、名前の通り家持ちの権力者だったんですかね。</td>
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<td align="right" nowrap>女記者：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">「いえもち」じゃなくて「やかもち」。国語の教科書で習わなかった？</td>
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		<title>こちら編集部〈11〉 右も左も怖いものだらけ</title>
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		<pubDate>Sun, 23 May 2010 06:07:45 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[こちら編集部]]></category>

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		<description><![CDATA[

編集長：
今年のゴールデンウィークは記録的な好天続きやったな。見習い君なんか若いからいろんなところに遊びに行けて楽しかったやろ。


見習い：
ええ、まあ。


編集長：
何や歯切れの悪い奴っちゃな。


見習い：
それがですね、彼女と遊園地に行ったのはいいんですけど、彼女は観覧車とかジェットコースターとかばかりに乗りたがるんですよ。僕は高所恐怖症で狭いところも苦手なんです。だから楽しかったけど、いやな汗もいっぱいかきました。


女記者：
「一人で乗ってくれば」なんて言えないものね。


編集長：
情けない奴っちゃな。観覧車やジェットコースターなんか高いゆうても数十メートルやろ。わしなんかこの間、標高約1700メートルの大山中腹にある大山寺に行ってきたんやぞ。


見習い：
僕だって山なら何百メートルでも平気ですよ。地に足が付いてるんですから。そうじゃなくて観覧車のような高い建造物が苦手なんです。まして観覧車は畳半分もないような狭いスペースでしょ。それが空中を上がっていくんですから生きた心地がしませんでした。


編集長：
そんなこと言うて、天辺でチュウしたんと違うんかいな（ガッシャーン）。あ、痛、たた。


女記者：
場所をわきまえなさい。第二といえど、編集室はそんな話題をふるところじゃありません。


見習い：
編集長たちは何かの恐怖症ってないんですか。


編集長：
わしは女記者恐……（バッギャーン）クーッ、デコチンはやめて。


女記者：
自分の愚かさを棚に上げて、失礼なんだから。それはそうと、私が苦手なのはゴキブリやクモ、ヘビね。見ただけで膝の力が抜けそうになるわ。


編集長：
以前ちょっと恐怖症について調べたことがあるんやけど、英語圏には「フォビア（恐怖）リスト」というのがあって、それには500以上もの恐怖症があげられてるんや。


見習い：
ええ、そんなにあるんですか。


編集長：
中には訳のわからんものもある。例えば「体の右側にあるものに対する恐怖症」。


見習い：
何なんですか、それは。具体的なものじゃなくて、右側にあるものが怖いんですか。例えば、リンゴでも左にあれば怖くないけど、右にあると急に怖くなるんですか。


編集長：
さあ、ようわからんけどそういうことやろな。何しろ右側にあるものが怖いんやから。ムーディ勝山に頼んで、「右から来たものを左へ受け流すの歌」を歌うてもろたら治るんと……（バッキャーン）クーッ、右頬もやめて。


女記者：
それで苦しんでる人がいるかも知れないのに失礼でしょ。でも、何が原因でそんなことになるんでしょうね。恐怖症というのは理屈じゃないから、原因なんてないのかも知れないけど。


編集長：
せやけどこんなんになったら難儀やで。体育の授業で右向け右させられたら失神するんと違うか。そうかと思うと「左側にあるものに対する恐怖症」というのもある。


見習い：
ハハハ。不謹慎ですけど笑うしかないですね。


編集長：
「見上げることへの恐怖症」というのは、見上げへんかったらええわけやから、右側や左側恐怖に比べたらましと言えばましやけど、うつむいてばっかりの人生もいややわな。


見習い：
え、そうなんですか。「見上げることへの恐怖」だから、いっそ見上げてしまった方が楽になるんじゃないですか。どっちにしても、高所恐怖症なんて大したことないと思えてきました。


編集長：
それはよかった。……あの、女記者君、ちょっとお願いやねんけど、そのペン立てのペンな、こっち向けんといてくれるか。


女記者：
え、このペンがどうかしたんですか。


編集長：
わ、わ、先っぽをこっちに向けるな。


女記者：
これ普通のボールペンですけど。


編集長：
目の前に突き出さんといてくれ。わし、先端恐怖症やねん。ペンなんかの先っぽがこっちを向いてると、それが眉間に刺さるような気がしてくるんや。


見習い：
じゃ、キリとか絶対駄目ですね。


編集長：
いや、尖端恐怖症とはちょっと違うから、尖ったものでも横から見るぶんには何ともないんや。しかし、先がこっち向くとあかん。グラスに差したストローでもこっちを向いてると、眉間がジワッと熱持ったみたいになってくるんや。


女記者：
フフフ。それはいいことをお聞きしたわ。これからは張り扇を振り回すまでもなさそうね。例えば、こんなふうに指をさされるのはどう？


編集長：
やめてくれ！ 爪伸ばした指で人をさすな。わしはどっちかと言うと、後ろ指さされる人間なんや。


女記者：
……（ほんとにアホ）。


]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<table width="100%"  border="0" cellpadding="8" style="margin-top:24px;">
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>編集長：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">今年のゴールデンウィークは記録的な好天続きやったな。見習い君なんか若いからいろんなところに遊びに行けて楽しかったやろ。</td>
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<td align="right" nowrap>見習い：</td>
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</tr>
<tr align="left" valign="top">
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</tr>
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<td style="padding-bottom:12px;">情けない奴っちゃな。観覧車やジェットコースターなんか高いゆうても数十メートルやろ。わしなんかこの間、標高約1700メートルの大山中腹にある大山寺に行ってきたんやぞ。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
<td align="right" nowrap>見習い：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">僕だって山なら何百メートルでも平気ですよ。地に足が付いてるんですから。そうじゃなくて観覧車のような高い建造物が苦手なんです。まして観覧車は畳半分もないような狭いスペースでしょ。それが空中を上がっていくんですから生きた心地がしませんでした。</td>
</tr>
<tr align="left" valign="top">
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<td style="padding-bottom:12px;">自分の愚かさを棚に上げて、失礼なんだから。それはそうと、私が苦手なのはゴキブリやクモ、ヘビね。見ただけで膝の力が抜けそうになるわ。</td>
</tr>
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<td style="padding-bottom:12px;">中には訳のわからんものもある。例えば「体の右側にあるものに対する恐怖症」。</td>
</tr>
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<td style="padding-bottom:12px;">何なんですか、それは。具体的なものじゃなくて、右側にあるものが怖いんですか。例えば、リンゴでも左にあれば怖くないけど、右にあると急に怖くなるんですか。</td>
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<td style="padding-bottom:12px;">さあ、ようわからんけどそういうことやろな。何しろ右側にあるものが怖いんやから。ムーディ勝山に頼んで、「右から来たものを左へ受け流すの歌」を歌うてもろたら治るんと……（バッキャーン）クーッ、右頬もやめて。</td>
</tr>
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<td style="padding-bottom:12px;">それで苦しんでる人がいるかも知れないのに失礼でしょ。でも、何が原因でそんなことになるんでしょうね。恐怖症というのは理屈じゃないから、原因なんてないのかも知れないけど。</td>
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<td style="padding-bottom:12px;">ハハハ。不謹慎ですけど笑うしかないですね。</td>
</tr>
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<td style="padding-bottom:12px;">「見上げることへの恐怖症」というのは、見上げへんかったらええわけやから、右側や左側恐怖に比べたらましと言えばましやけど、うつむいてばっかりの人生もいややわな。</td>
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<td style="padding-bottom:12px;">え、そうなんですか。「見上げることへの恐怖」だから、いっそ見上げてしまった方が楽になるんじゃないですか。どっちにしても、高所恐怖症なんて大したことないと思えてきました。</td>
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<td style="padding-bottom:12px;">これ普通のボールペンですけど。</td>
</tr>
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<td align="right" nowrap>編集長：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">目の前に突き出さんといてくれ。わし、先端恐怖症やねん。ペンなんかの先っぽがこっちを向いてると、それが眉間に刺さるような気がしてくるんや。</td>
</tr>
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</tr>
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<td align="right" nowrap>編集長：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">いや、尖端恐怖症とはちょっと違うから、尖ったものでも横から見るぶんには何ともないんや。しかし、先がこっち向くとあかん。グラスに差したストローでもこっちを向いてると、眉間がジワッと熱持ったみたいになってくるんや。</td>
</tr>
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<td align="right" nowrap>女記者：</td>
<td style="padding-bottom:12px;">フフフ。それはいいことをお聞きしたわ。これからは張り扇を振り回すまでもなさそうね。例えば、こんなふうに指をさされるのはどう？</td>
</tr>
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		<title>こちら編集部〈10〉 4月1日と2日の間には……</title>
		<link>http://www.rikufusha.co.jp/2ndEditorialOffice/?p=15</link>
		<comments>http://www.rikufusha.co.jp/2ndEditorialOffice/?p=15#comments</comments>
		<pubDate>Sat, 24 Apr 2010 06:30:11 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[こちら編集部]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.rikufusha.co.jp/2ndEditorialOffice/?p=15</guid>
		<description><![CDATA[

編集長：
（パッコーン）わ、わ、いきなり何するんや。痛いやないか。あ、それは以前に使うてたボール紙の張り扇やな。


女記者：
そうよ。去る2月26日、チャンバラトリオの南方英二さんが亡くなられたでしょ。南方さんと言えば張り扇。だから以前使ってたボール紙の張り扇でお弔いをしようと思って持ってきたの。


編集長：
せやからいうて、わしを叩くことはないやろ。


女記者：
ほかに誰を叩けというんですか。


編集長：
おお、なんちゅうごり押し理論。それはそうと南方さんと言えば、昔、山城新伍さんの『風小僧』というテレビ番組で、河童の役をやってたのを覚えてるわ。もちろん名前なんか知らなんだけど、あまりにも河童に似てたんで、子供心にも怖いというか、気持ち悪いというか……。


見習い：
似てたって、河童なんて実在しないでしょ。


編集長：
いや、想像図とかあるやろ。あの独特の顔がそれに似てて、強烈に印象に残った。それで後年チャンバラトリオの一員として出てきた時、「あ、あの河童の人や」とすぐ思い出した。それ以来のファンやったんや。ご冥福をお祈りするわ。（パッコーン）またかいな。それにあの人は叩き役やったんやぞ。


女記者：
だから南方さんに叩かれていると思えばいいじゃないですか。


編集長：
おお、新手のごり押し理論。それにしても懐かしいな、わしが小学生の頃の話や。


女記者：
尋常小学校ですか。


編集長：
違うわい。とっくに新制の小学校になっとったわい。


見習い：
その小学校の入学ですけど、あれどうして誕生日が4月1日と2日で、入学の年が分かれてるんですかね。普通なら3月31日で切るべきでしょ。


編集長：
会社なんかも新年度は4月1日からスタートやしな。


女記者：
それは民法と私たちの誕生日に対するとらえ方の違いですね。普通、私たちは誕生日が来て一つ年を取ると思ってるじゃない。実際、それで間違いではないんだけど、法律のとらえ方はちょっと違って、誕生日の前日が終わる瞬間にその年齢を満了したとし、同時に新たな年齢がスタートするとしているわけ。つまり1月1日生まれの人は、12月31日の午後12時に1つ年を取り、1月1日の午前0時には、もう新しい年齢になっているというわけです。


見習い：
12月31日の午後12時と、1月1日の午前0時って同じじゃないんですか。


女記者：
私たちの感覚としては同じだけど、法律は違うのよね。それで学校教育法では、「保護者は、子の満六歳に達した日の翌日以後における最初の学年の始めから、満十二歳に達した日の属する学年の終わりまで、これを小学校又は特別支援学校の小学部に就学させる義務を負う」としているわけです。


編集長：
おいおい、日本語で言うてくれ（ガッシャーン）。痛たた、ブリキの張り扇も持ってきてたんかいな。


女記者：
自分の理解力のなさを棚に上げて勝手なことを言うんだから。要するに「最初の学年の初め」というのは4月1日のことで、つまり満6歳になって最初に迎える4月1日に入学させなさいというわけです。すると4月1日生まれの人は、3月31日の午後12時に満6歳になっているわけだから、翌日が最初に迎える4月1日になるわけです。ところが4月2日生まれの人は、4月1日の午後12時に満6歳になります。だから6歳になって最初の4月1日を迎えるためには、丸々1年待たなければならないというわけですね。


編集長：
1日違いでえらい違いやな。


女記者：
それで1月1日から4月1日に生まれた人は、同年の4月2日以降の人たちとではなく、前年の4月2日から12月31日までに生まれた人と同じ学年になるから「早生まれ」「早行き」と言われるわけです。


編集長：
実はな、わしは4月5日生まれやねん。せやから小学生の低学年の頃は、ほかの子に比べ体も大きいし、頭も抜群に良かった。神童の誉れ高かったもんや。


見習い：
どうして後ずさりしながら言うんですか。


編集長：
いや、警戒するに越したことないからな。それで幼稚園からの友達で、次の年の3月30日生まれの奴がおるんや。ほぼ1年違いやから、小さい頃は馬鹿にしとったんやが、大きなるに連れ追いつかれてしもて、結局高校は同じ工業高校やった。それでつるんで勉強もせんと遊び回ってたら、同じレベルのアホになってしもた。あいつさえおらなんだら……（ガッシャーン）やっぱりきたんやね。


女記者：
ほんと自分の至らなさをすぐ人のせいにするんだから。


編集長：
今では、向こうは業界ではよう名の知られた建設会社の社員、わしはしがない編集会社の編集……（ガッシャーン）あ、しゃ、社長……。


女社長：
しがない編集会社で悪かったわね。もう一発脳天にお見舞いして河童頭にしてあげましょうか。


編集長：
ひえ～。


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		<title>こちら編集部〈9〉 梅は咲いたか、桜はまだかいな</title>
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		<pubDate>Thu, 04 Mar 2010 09:00:47 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[こちら編集部]]></category>

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		<description><![CDATA[

見習い：
うー、今朝もよく冷えますね。


編集長：
そろそろ梅の季節やのにな。梅は咲いたか、桜はまだかいな、ちゅうたりして。


女記者：
まだ、昨日のお酒が抜けてないんですか。


編集長：
何でやねん。人をアルコール依存症みたいに言わんといてくれるか。


女記者：
違うんですか。


編集長：
当たり前やないか。わしがいつアルコールに依存した？


女記者：
でも、毎日飲んでるんでしょ。


編集長：
まあ、根が几帳面というか、毎日コツコツやるタイプやからな。


女記者：
それをアルコール依存症と言わずして何と言うんですか。


見習い：
アル中。


編集長：
こら、それは不快用語やぞ。女記者君、例のやつでガッシャーンとやったってくれ。（ガッシャーン）痛たた。何でわしやねん。


女記者：
張り扇振るうのに指図は受けません。


編集長：
さよか。


見習い：
それはそうと、編集長は意外に若い人の歌を知ってるんですね。


編集長：
若い人の歌？ 何のことや。


見習い：
梅は咲いたか桜はまだかいなって言ってたじゃないですか。


編集長：
おお、有名な端唄や。♪梅は咲いたか～桜はまだかいな（ガッシャーン）。ウウ、脳に響く。


女記者：
しな作って気色の悪い。


見習い：
何だ、僕はてっきりMetis（メティス）の歌かと思ってしまいました。


編集長：
そんな歌があるんか。


見習い：
ええ。「梅は咲いたか桜はまだかいな」という、そのものズバリのタイトルで、レゲエですからメロディは全然違いますけど。誰にも桜が咲くという内容から受験生の応援ソングとして人気になり、湯島天神で行った合格祈願ライブは、マスコミでも話題になりました。何でも本人は菅原道真の末裔だそうですよ。


編集長：
エエッ、ほんまかいな。そしたらわしと血縁関係が……（ガッシャーン）あ、あ、脳が揺れる。


女記者：
ほんとにもう、叩き過ぎの声もあるから極力抑えようとしてるのに、挑発するようなことばっかり言うんだから。編集長と道真公とどんなつながりがあるというんですか。


編集長：
いや、学問の神様として尊崇してるもんやから、つい。それに仕事の関係で、大阪天満宮や京都の北野天満宮にはお世話になってるし、取材で防府天満宮にも行ったことがある。わしにとっては、天神さんは氏神様みたいなもんなんや。


女記者：
だからって末裔を騙っていいわけがないでしょ。


見習い：
天満宮といえば僕も高校、大学と受験の度に北野天満宮にお参りに行ったものです。合格しますようにって、牛の像の頭をなでました。


編集長：
おお、牛なあ。天満宮には必ず牛の像があるけど、あれ何でみんなうずくまってるんやろ。


女記者：
あら、道真公を尊崇してる方とは思えないお言葉。天神様と言えば牛と言われるぐらい、牛にまつわる逸話が多くあるのに。まず生まれた承和12（845）年が丑年で、亡くなった延喜3（903）年2月25日も丑の日だったそうです。


見習い：
ええっと、この2月25日で亡くなられて1107年にもなるわけですね。


女記者：
それで寛平5（893）年、この年も丑年なんですけど、北山で茸狩りをしていると、白い小牛が現れて道真公に寄り添うので、館に連れて帰り可愛がったそうなんです。やがて道真公は藤原時平の陰謀によって太宰府に左遷されることになるわけですが、その旅の途中、時平が放った刺客によって命を奪われそうになった時、どこからともなく白い牛が現れてその男の腹を角で刺しました。言うまでもなくその牛は道真公が可愛がってた牛であり、太宰府までその牛に乗って行ったそうです。


編集長：
ふーん。牛との因縁が深いのは分かったけど、うずくまってるのは何でや。


女記者：
それは『菅家聖廟略伝』にある道真公自らの遺言によるとされます。そこには「自分の遺骸を車にのせて牛に引かせ、その牛が立ち止まったところに自分を葬るように」とあるそうなんです。これは実行され、その略伝には「牛は黙々と東に歩いて安楽寺四堂のほとりで動かなくなり、そこを御墓所と定めた」と書かれているそうです。


編集長：
それでうずくまった牛なんか。


女記者：
ちなみに北野天満宮の拝殿欄間の彫刻には、ただ一頭、立ち姿の神牛が刻まれていて「北野の七不思議」の一つとされています。


編集長：
そうか。どや、見習い君、今度の休みに北野天満宮の梅苑の梅でも見に行くか。


見習い：
いいですね。


女記者：
あら、私はのけ者ですか。


編集長：
エッ、行くか。いつも誘ても断るから遠慮したんや。ほな、行くか。


女記者：
いえ、行きませんけど。


編集長：
クーッ（わしも張り扇作ろかな）。


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		<title>こちら編集部〈８〉体を酷使してこそスポーツ？</title>
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		<pubDate>Tue, 02 Feb 2010 10:54:38 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[こちら編集部]]></category>

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		<description><![CDATA[

見習い：
いよいよ冬季オリンピックが始まりますね。


女記者：
カナダのバンクーバーで２月12日から。楽しみよね。私は何といってもフィギア女子の浅田真央選手に注目です。


見習い：
前回のトリノは年齢制限で出られなかっただけに、本人も楽しみでしょうね。


女記者：
一時の不振を脱したようだし、キム・ヨナ選手との対決が楽しみだわ。


見習い：
僕の注目はスピードスケートの高木美帆ちゃんですね。史上最年少の15歳。りんごのような赤いほっぺで旋風を巻き起こしてもらいたいです。それはそうと編集長、今日はえらくおとなしいですね。日頃スポーツにはうるさいのに。


女記者：
ほんと、むっつり黙り込んで。また道に落ちてた変なものでも食べたんじゃないかしら。


編集長：
こら、人をお腹空かした野良犬と一緒にするな。それに「また」て、いつ、わしが道に落ちてるもん食べた？


女記者：
去年の節分の翌日。殻付きの落花生やったら清潔やって言いながら、事務所の前に落ちてたのを食べてたじゃないですか。


編集長：
しょうもないことをよう覚えとるな。北海道や東北では、節分に殻付きの落花生をまくと聞いて真似してみたんやが、確かにあれはええわ。豆が無駄にならんし、思い切り投げても鼻の穴に入る心配が……（ガッシャーン）い、痛い、それにうるさい。ほんまにいらんもん作りよって。静かに考え事してたのにわややないか。


見習い：
何を考えてたんですか。


編集長：
ほかでもない。冬季オリンピックのことや。


見習い：
あ、そうだったんですか。で、編集長は誰に注目してるんですか。


編集長：
いや、そういうことやないんや。果たしてあれがスポーツと言えるんかなと思てな。確かにスキーのアルペンやスピードスケートは凄い。しかし、スキーのジャンプな。あれ、運動として見たら中腰から立ち上がっただけやろ。曲げてた膝を伸ばしただけや。それが果たしてスポーツか。スケルトンなんか、最初は走るけど、あとはうつぶせになったままやで。リュージュに至っては、ほとんど仰向けに寝たままや。寝ころぶのがスポーツと言えるの……（ガッシャシャーン、ドッシャシャーン）あ、あ、連打はいかん。


女記者：
なんたる侮辱、なんたる暴言。失言でした、すみませんでしたではすまない発言ですよ。


見習い：
ほんとですよ。ジャンプなんて人間が空を飛んでるんですよ。それを曲げていた膝を伸ばしただけだなんて、あまりにもひどい言い方です。


女記者：
スケルトンやリュージュは時速120km以上も出るんですよ。その猛スピードの中でソリを操れますか。ユニフォームだけの生身の体だから圧力だって凄いし、ただ寝てるだけなんてとんでもない話だわ（ガッシャーン）。


編集長：
痛たた。何も言うてないがな。


女記者：
関係者に成り代わっての一撃です。反省しなさい。


編集長：
いや、凄いことはわしも重々承知してる。ただ、あまりにも体の動きが少ないので、わしにとってはスポーツいう感じがせんのや。


見習い：
編集長は跳んだり跳ねたりしてこそスポーツという、古いタイプですからね。


編集長：
古いは余計じゃ。細かい技術もあるんやろうけど、見てる分にはひたすら寝てるだけやからな。やってる方は面白いやろうけど、見る方としては現場で見てたら一瞬で通り過ぎるし、テレビで見ててもタイム差いうたら1000分の1秒のレベルやから優劣も分かりにくい。


見習い：
しかし、あのスピードは迫力ありますよ。


編集長：
うん、わしも何やかや言いながら、テレビ中継あったら見るけどな。あんまり見たないのはスキーの距離競技や。


女記者：
どうしてですか。あれこそ全身を大きく使うし、編集長のいうスポーツそのものじゃないですか。


編集長：
あれ、追い抜く時は別にして、選手はだいたい同じコースを走るやろ。接近してくると前の選手のストックが眉間に突き刺さりそうで、先端恐怖症のわしとしては見るに絶えんのや。よだれとかがつららになってるのも汚……（ガッシャーン）、クーッ、何も眉間を狙わんでもええやろ。


女記者：
ほんとにスポーツ一つまともに見ることもできないんだから。


編集長：
えらいすんまへんな。オリンピックの話題は、もう、懲り五輪や。お後がよろしいようで。


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