2011 年 11 月 のアーカイブ

こちら編集部〈17〉 日独友好150周年。って今さら

2011 年 11 月 4 日 金曜日
編集長: いきなりやけど、今年は何の年か知ってるか。
見習い: ええっ、それっておかしくないですか。年の始めに聞くならともかく、もう11月ですよ。
編集長: しゃあないやないか、気がついたというか、思いついたのがさっきやねんから。
見習い: ほんと、出たとこ勝負というか、いい加減ですね。
編集長: それがわしの持ち味やからな。ン? いつもならここでパッコーンとくるはずやのに、女記者君は不在か。
見習い: 見れば分かるじゃないですか。ここには2人しかいないんですから。取材に出てますが、もうそろそろ戻られるでしょう。
編集長: どうせまた年のこととか、結婚のこととかを話題にしたら、いきなり現れてパッコーンとくるんやろな。できるだけそっち方面には近づかんようにしょうな。
見習い: そんなこと言いながら、いつも編集長の方から近づいて行って玉砕してるんじゃないですか。
編集長: 体張って笑いを取るのがわしの芸風やからな。
見習い: 編集仕事に芸風は関係ないと思うんですけど。それはそうと、今年は何の年なんですか。
編集長: おお、そうやった。日独友好150周年なんや。
見習い: へえ、150年ですか。ドイツとの関係って案外新しいんですね。
編集長: ま、そんだけ鎖国が長かったということやな。わしの鎖骨は短い……(パッコーン)痛たたた。いつ帰って来たんや。わし何も年のこと言うてへんぞ。それにドアも開けんと、どないして入って来たんや、
女記者: そんな細かいことはどうでもいいんです。それよりしょうもない駄洒落はやめて下さい。評判悪いんですから。
編集長: だ、じゃれが笑いを取る……(パコパッコーン)クーッ、往復はやめて。
女記者: ほんとにばかなことしか言わないんだから。日独友好150周年はどうしたんですか。
編集長: おお、そやったな。そもそも万延元年(1860)の秋に、プロイセンの東方アジア遠征団が江戸にやって来て、翌年の1月24日に日本と修好・通商・航海条約を結んだのが始まりや。それ以来150年、両国は友好関係を保っているというわけやな。
見習い: 最近は、サッカーの長谷部誠選手や香川真司選手らがドイツで活躍してますしね。
編集長: 昔からサッカーではドイツとのつながりが強いからな。東京オリンピックに備えて日本代表を指導したのが、ドイツ人のデットマール・クラマーさんや。そのお陰で日本はベスト8に入ったし、次のメキシコ大会では銅メダルを獲得した。日本代表の礎を築いた人であり、「日本サッカーの父」と称される人や。わしが覚えてるのは、練習中、グラウンド(当時はピッチとか言わなんだ)に突っ立ってるディフェンスの選手に、「椅子をお持ちしましょうか」と言うたというエピソードや。香川選手の所属するボルシア・ドルトムントの本拠地ドルトムントは、クラマーさんの生誕地でもある。実質的に日本最初のプロサッカー選手と言える奥寺康彦さんも活躍したのはドイツやったし、因縁浅からぬものがあるな。
見習い: でも、編集長の場合は、ドイツと言えばビールなんじゃないですか。
編集長: ほほう、見習い君。君も腕を上げたやないか。わしの持って行きたい方へ話を振ってくれて。見習いにしとくのはもったいないぐらいや。
見習い: え、ほんとですか。じゃ、呼び名を変更して下さいよ。僕はフォトグラファーの「フォト」がいいな。
編集長: あほ、それとこれとは話が別や。前回も言うたようにわしらは「サザエさん」と一緒で年は取らんし、役割が変わることもない。それでないと女記者君なんか、とうに三十路……(ガッシャーン)い、痛あ。ほれ見てみ、君がいらんこと言うから、前回と同じ展開になってしもたやないか。読者も呆れとるで。いてたらの話やけど……(ガッシャーン)クー、おんなじとこ叩かんといて。
女記者: 読者が減ったとしたら誰のせいなんですか。
編集長: そうやで、反省せえ、見習い君。
見習い: ええっ、僕のせいなんですか。
編集長: まあ、誰のせいでもええやないか。そんなことより今年は日独交流150周年ということもあり、各地でオクトーバーフェストが開かれてるんや。
見習い: 何ですか、それ。
編集長: 毎年ドイツ・ミュンヘンで開かれてる世界最大のビールの祭典や。何しろ2週間余りの期間中、600万人以上の人が来場し、700万杯以上のビールが飲まれ、30万本以上のソーセージが食べられる。そんなビールの祭典が今年は日本でも各地で開かれてるんや。
女記者: 大阪でも9月2日~11日に梅田スカイビル・ワンダースクエアで、9月16日~25日には天王寺公園で開催されました。
見習い: オクトーバーって10月のことでしょ。9月にオクトーバーフェストって変ですね。
編集長: まあ、ビールの祭典というような意味やから、細かいことは気にせんでええ。
見習い: それで編集長は行かれたんですか。
編集長: それがたまたま忙しかったんと、痛風の発作が出たんとで行かれへんかったんや。痛風の話はよそで書いたけど(興味のある方は「ふぁみせん」で検索を)、ほんまいらん時に顔出しよるわ。
女記者: 自業自得だから仕方ないでしょ。
編集長: おお、相変わらずの突き放したお言葉。まあ、わしも女記者君に看病してもらおうとは思わんけどな。
女記者: 当たり前です。お金をもらっても嫌です。それよりいい情報を提供しましょう。11月18日(金)から新梅田シティで「ドイツ・クリスマスマーケット大阪」(12月25日〈日〉まで)が開催されます。これは恒例のものですけど、10万個以上の電球で飾られた高さ約27mのクリスマスツリーがドーンとあって、その周りにドイツビールや焼きソーセージのお店なんかが出ます。
編集長: 本場のビールが飲めるんか。それはええな。ただ、その時期に屋外でビールを何リットルも飲むのはきついかも知れんな。
見習い: そんな何リットルも飲まなくてもいいじゃないですか。普通せいぜい1リットルでしょ。
女記者: これは規格外なのよ。
編集長: こ、これ? せっかくやから色々飲み比べてみたいやないか。
女記者: そうして体が冷えたら、グリューワインというホットワインもあります。
編集長: 冷たいのと温かいのを交互に飲んだら、お腹がグリュー……(バッキャーン)あ、あ、お目々がグリュグリュ(バタン)。
女記者: ……ほんと、アホ。