2013 年 8 月 のアーカイブ

こちら編集部〈23〉 スーパークールビズで盛り上がる

2013 年 8 月 20 日 火曜日
見習い: もう、ほんと、げんなりしますよね。
編集長: 何にや。わしの言動に対してか。
見習い: 違いますよ。そんなこと思っていても、口に出せるわけないじゃないですか。
編集長: ほう、言うてくれるやないか。そらわしは、足は臭いし、意地汚いし、鬱陶しいし、ええ加減やし、親父ギャグを連発するし、か、か、かぁ、かぁ……(バッシャーン)い、痛い。セリフなしでいきなり張り扇振り回すんかいな。
女記者: かぁ、かぁって、カラスですか。
編集長: いや、せっかく「あ」から「お」まで続けたから「か」で何かないかと思てな。
女記者: カスがあるじゃないですか。
編集長: カス? そんな身も蓋もないこと言わんでもええやないか。
女記者: みんな暑くてげんなりしてるんですから、しょうもないことにこだわらないで下さい。
編集長: おおそうか。見習い君も暑さに対してげんなりしてたんか。
見習い: そうですよ、ようやく分かってもらえましたか。でも、ほんとげんなりしますよね。
編集長: わしの言動にか(グワッシャーン)。クー、強烈な一撃。
女記者: いい加減にして下さい。話が先に進まないじゃないですか。
編集長: 進んだところで大した話に……(ズン)痛い。張り扇で突くな。
女記者: 自分で言ってどうするんですか。
見習い: そうですよ。せっかくクールビズの話題で盛り上がろうと思ってたのに。
編集長: クールビズ? そんなんで盛り上がれるか。
見習い: 文句言いの編集長なら何か一言ありそうじゃないですか。
編集長: どういう意味やねん。わしは一言居士か。
見習い: イチゲンコジキ?
編集長: 誰が一見の物もらいや。程度の低いボケはやめてくれるか。
見習い: 編集長に言われたくないです。それはともかく、今年は6月から9月末まで「更なる軽装の奨励」を進めるために「スーパークールビズ」を実施しており、従来は不可とされていたポロシャツやアロハ、スニーカーも可となりました。ジーンズやTシャツは条件付きでOKだそうです。
編集長: うちの編集部なんかアロハはもちろんジーンズにTシャツもOK。ウクレレまで持ち込んで、フラでも躍ろかという究極のクールビズをやってるやないか。
見習い: うちは極端ですけど、営業や窓口勤務じゃないんなら、何着てもいいんじゃないですかね。
編集長: せやけどバミューダはあかんやろ。
見習い: バミューダ? 何ですかそれ。
編集長: 知らんか。昔流行った膝丈ぐらいのズボンや。
見習い: 短パンじゃなくてですか。編集長がはいたら膝まであったとか。
編集長: 何か、わしは尻の下がすぐかかとやと言うんか。
見習い: そこまで短いとは言いませんけど。でも、それなら涼しそうでいいじゃないですか。
編集長: せやけど、海水浴場はともかく、公共の場で男がすね毛出したらあかんやろ。ラッシュの電車で、すね毛とすね毛がからみ合ってるところを想像……(グワッシャーン)い、痛い。久し振りやからいうて叩き過ぎやぞ。
女記者: そんなもの誰が想像しますか。ちなみにスーパークールビズは、服装だけじゃなく、「勤務時間の朝方シフト」や「残業はなるべく禁止に」「夏休みを2週間に」などという取り組みも提案されています。
編集長: どれもこれも絵に描いた餅やな。わしいつも思うんやけど、サマータイムとかで始業時間が早なっても、普通の会社は午後4時とかで終われんやろ。結局は夜の7時、8時まで働くことになって、かえって電気使うことになるのがオチやで。この前も「今日はノー残業デーなんで6時以降の面談はできないんです」って言うから、それやったら一杯どうですかと誘たら、「(隠れ)残業せなあかんもんで」って、日本はそんな会社ばっかりやで。
女記者: ばっかりではないでしょうけど、上の者がよほど徹底しないと、なしくずしになる可能性は大でしょうね。
見習い: 話をスーパークールビズに戻しますけど、今年は女性のためのクールビズも提案されていますね。
女記者: あれってほとんどセクハラじゃないの。何ですか「室温28℃を徹底しながら、“涼しさ”のポイントをおさえて、快適&健康&美しく!」って。「美しく」とクールビズとどういう関係があるんですか。
編集長: まあ、そうカリカリしなさんな。美しくあろうとすることは悪いことやないやろ。しかし、環境省のホームページ(HP)にある「おすすめ!COOL BIZ FASHION」は何やねん。昔、「ファッションおじさん」やってたわしに言わしたら、あれは女子大生の通学服やで。
見習い: ファッションおじさんて、何ですか。緑のおばさんというのは知ってますけど。
編集長: ファッション評論家ほど、ファッションや流行に詳しないけど、服やオシャレに関していろいろ言うおじさんのことや。例えば「ちゃんちゃんこ」はベトナムから布教にやって来たチャン・チャン・コーが着ていた服がヒントになったとか。
見習い: ええ、本当なんですか。
編集長: 大嘘や。そういうことをいろいろ書いて『大阪・噂のファッションぶった斬り』(竹林館)という本にしたんや。「ニュートラ」というのはニュートラディショナルを略したものやけど、関西のスポーツ新聞で「ニュートラ」というたら、監督が代わった阪神タイガースに期待する「ニュー虎でっしゃろ」の略やとか、自分で言うのも何やけど笑えるで。
女記者: 口から出任せと駄洒落ばっかり。薄いくせに1260円もするし、ほとんど売れることなく消えて行ったんですね。
編集長: ほっといてくれ。それにしてもあの環境省のHPは、慌てて支度すると汗だくになるから、朝は早めに起きようとか、余計なお世話が多すぎるわ。30分早起きしてクーラー付けてたら何してるこっちゃ分からんやないか。
見習い: おお、さすがイチゲンコジキ。
編集長: やかましいわい。女記者君、グワッシャーンとやったってくれ(逃げる)。
女記者: どうして逃げるんですか。
編集長: どうせわしがやられるんやろ。
女記者: 分かってたら言わなきゃいいのに。それはそうと8月9日付の読売新聞によると、猛暑で男性用の日傘が売れてるそうですよ。「パラソル男子」というそうです。
編集長: 何ぃ。男が日傘? パラソル男子?  世も末やな。
女記者: 環境省の試算では、クールビズと日傘を併用すれば、熱ストレスを20%軽減できるそうです。
編集長: せやからいうて、男が日傘を差したらあかんやろ。
女記者: 雨の日は男性だって傘を差すじゃないですか。
編集長: それとこれとは話が別や。
見習い: その記事によると、昔は雨傘も女性のものだったそうですよ。だから時が経てばパラソル男子も当たり前になるかも知れません。
編集長: 嘆かわしいのう。営業マンが日傘差して外回りするんかいな。
女記者: 自分の健康を守るためだからいいじゃないですか。
編集長: 確かにちょっとでも陰があったら、暑さしのぎにはなるわな。それにわしが差したら「あら素敵。これがほんとの陰のある男」とか言われたり……(ガッコーン)、て、天辺はいかん。
女記者: しなを作りなさんな。気色の悪い。正真正銘の日陰者のくせして。
編集長: またまた身も蓋もないことを。おお、今になってきいてきた(バタン)。